パプリカ
患者の夢に入れる装置がセラピストの元から盗まれた時、悪夢が始まった。止められるのは、うら若きセラピストのみ。パプリカだ。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0155NUR5Y
難解な設定で深く考えさせられる系の話と思いきや、思いの外、話の骨格は分かりやすいもので、エキセントリックかつシュールな空気を味わいつつも終始楽しく見られるものであった。絵も音楽も良い。あと林原さん(声優)が好きな方は終始たまんねぇはず。
白虎野の娘 (by 平沢進)
月のワルツ (by 諫山実生)
何と言っても歌唱が最高。勿論、曲自体、詩自体すばらしいものなのだが、「A」から「A+」に昇華させているのはこの歌手の歌であろう。ハスキーでややむせ返るような粘っこさもあるので人を選ぶとは思うが。私は非常に好きです。「満ちては欠ける…宇宙を行く…神秘の船」「変わらないものなどない、と語りかけて来るよ」…ここ曲、歌、詩…すべてが頭のなかで噛み合ってエクスタシー。
前田 (by おはようございます)
まず音としてまさにラウドロックの正統上位とも言えるべき曲であるが、そこから私の心の琴線をかき鳴らすに至るものはこの曲の詩にある。「理外のことがおこってるこの生涯」……しょっぱなからこれである。「理外」…いや、なんて心をくすぐる単語だろうか。ただの格好つけの言葉でなく、この曲はこの「理外」が重要なキーワードとなってくる。「理外」な状況への苛立ちを激しい曲調に合わせて吐き捨てると共に、その「理外」において我々がどうやっていくべきかも力強く説いていく、応援ソングと言ってもいいのではないか。聞き取りにくいが、是非、歌詞もじっくり見ながら聴いて欲しい曲である。最後に一つ、「芥もくたも垂れて」…これで「芥もくた」という言葉を知りました。
Gnomes Tinker With Time (HellFish Remix) (by Hellfish)
記念すべき一曲になぜこれを選んだのか自分でもよく分からないが、騒々しく破壊的な音の配列が楽しめるインダストリアル・ガバ(とでも言うべきか)である。「音自体」と「グルーブ」が大好き。この曲で自らのこうした音楽観が自覚されたためよくよく考えたらやはり記念すべき曲かもしれない。